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見ました! ある方のご好意で、ビデオに録画したものを見る事ができました! うれしい!
食堂のおっちゃん、和夫さん、が突然アコーディオンを持って登場。 トロイカの伴奏をするシーン。 和夫さんが演奏するHohner Lucia VI Pは1960年代のアコ。 で、そのトレブルレジスタに注目。 もちろんBrandのHohnerにも注目。 寮の若い子たちの合唱のあとに解説で出てくる当時の歌声喫茶の映像にも注目。 そこでは、41鍵・120ベースのHohnerのアコが登場。 そのモデルのトレブルレジスタに注目! なんとそのBrandのHohnerとともに、トレブルレジスタのデザインが和夫さんの弾くHohner Lucia VI Pのトレブルレジスタと全く同じデザインと形状であることに気がついたでしょうか?
このころ、1964年の東京オリンピックのころの歌声喫茶で使われていたHohnerのアコーディオンと同じ世代のアコーディオンで演奏するという時代考証ができてる、というわけです。
で、みね子(有村架純)の父親探しに協力をしている巡査が飛び込んできて、慌てるコーラスの先生は丸椅子を手に取り、抵抗する姿勢を見せる。 それを見て、あやしい!と叫ぶ巡査。 1950年代の赤狩り・レッドパージの影響を示す動きが見られる。 ロシアからの帰還者の中には、当時の左翼思想・左翼活動を薦める人、労働運動の姿をした政治的な動きをする人などもいて、それらに対する米国発の共産主義者排斥運動の影響の名残を感じさせる場面だが、時代的にちょっとチグハグな感じをもったが、作者が若いせいだろうか。
実際に、トロイカ、ともしび、黒い瞳、などなど、旋律の美しいロシア民謡などを合唱するという行為や喜びの中にロシアシンパを作ろうとする左翼系政治グループやロシア共産党の意図が隠されていた、という見方もある。 懐かしいような、悲しいような、怪しいような、複雑な思いに駆られる時代だった。
そんな時代の再来を思わせる共謀罪法案の強行採決。 こんな書き込みもテロ特捜法の取り締まりの対象になりかねないそんな時代がくることへの警鐘であってほしい。 あるいは、NHKはすでに政府の意向を「忖度」して、テロ特捜法での取り締まりの怖さを庶民に植え付け始めているのだろうか? あどけなく、かわいい、政治とは無関係の架純ちゃんという役柄を演じさせられていたのが、ナチス時代の情報相ゲッベルスの巧みな作戦に落ちたZarah Leanderだった。 プロパガンダ無関係の屈託のない女優が実はそのお先棒を担ぐことになってしまうという不条理。 純粋無垢なみね子を演じる有村架純ちゃんがそんな役割を担うことになっているのではないか、という不安がますます高まる昨今の動静だ。 |
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